参考価格

塗り替えの目安と注意点「価格・時期」

   近年、インターネットの普及により塗装工事の時期や塗装による性能の違いまたは、各塗料メーカーによる塗料の耐久性の違いなどの情報が一目で分かる様になりました。 お客様にとっても塗装時期の判断が、より明確に選択できる様になったのではないでしょうか。

しかし、各塗料メーカーや施工店の塗料耐久年数や保証と言ったものはそれぞれです。なぜでしょうか? 例えば、シリコン塗料を例にとってみると同じ塗料メーカーの製品でも数種類に分類されます。これは、簡単に捉えれば高品質なシリコン塗料から質の良くないものまで様々なのです。

この違いは、シリコン塗料としての性能や耐久性を大きく分ける事にもなります。無論、既存の下地や塗膜によって決められてしまう塗料もありますが、 性能面では、かえってウレタン塗装の方が耐久性の良いものや、ウレタン塗料の方が安価なシリコン塗料も存在します。「当社ではシリコン塗料で施工します」などと薦める業者います。 しかし、その多様化から判断しても「シリコン塗料だから良い物」という事にはならないのです。

また、よく業者のホームページやチラシなどに「シリコン塗装(安価)00坪」と書かれた物を目にする事があると思いますが、 これに高級シリコン塗料が使用される事は皆無であり品質はアクリル塗料やウレタン塗料にも劣るシリコン塗料が使用される事もあります。 まして塗料メーカーの推奨する塗装回数や塗布量が確保されていない「手抜き工事」を行う業者が多いのが実情なのです。

また、その「手抜き工事」を回避するために色分け工法を推奨する業者もいますが、確かに色分け工法は良い解決策といえますし、塗料の性質を理解した上で施工管理がなされれば、お奨めできると思います。 仮に、色分け工法でお客様に安心感を訴えても、最も耐久性に影響する塗布量がクリヤされなければ色替え工法で2度塗りしても意味がありませんし塗装面積に対しての塗布量が確保されているのか? と言う疑問が残ります、塗装面積に対して(平方メートル/グラム塗布量)各工程の数量及び全体数量の確認が必要なのです。お客様自身が検収できる事を条件に業者を判断する事をお勧めします。

この2つの条件が確保された後、工事を依頼する事が大切なのです。色分け工法では塗料によっては「安価・高価」メリットやデメリットがあることを理解た上で施工に当たらなければならないのは当然のことですし、 お客様にもキチンとした説明と理解を得なければなりません。

すべてのシリコン塗料のグレードに標記されていますし、各塗料メーカーカタログにも標記されています。 (塗料メーカー期待耐久年数)あまりにもアバウト過ぎる表現でプロでも未だに理解できない不可能な表現です。

同じ耐久年数を持ちながら安価なシリコン塗料は約5年目を境に艶が無くなり藻カビが発生し更に塗装膜が剥がれてしまった。などのケースもたくさん聞きます。 無論「保証」がありますので(この様な業者が施工した場合は10年保証などの付加価格を付けた場合が多い。特に100%外注施工による業者の場合) 10年保証が担保されているので補修施工をしてくれるだろうと思い電話を入れると「剥がれにたいしては10年保証だが藻カビや艶引けは対象外だと言うのです。」

最も多いクレームがこの保証内容の物で保証書に「塗膜剥離保証」ほ明記されていない事がお客様の不安要素となっているのです。 確かに、5年ほど経っている壁に藻カビ発生した場合に保証すること自体無理があります。なぜなら塗料の中に含まれる添加剤の一つに「防カビ剤」がありますが、「防カビ剤」の効力は3年〜5年と一般的には理解されます。

しかし、この効力を理解していない塗装業者や塗装に従事する管理者も多く「防カビ性能」も10年以上持続すると勘違いしているのです。 その道のプロである以上は知識として備えて当然の事柄で、お客様におアナウンスされていれば、この様なトラブルにはならないはずなのです。

日本塗装工業会 千葉県支部では、この曖昧な耐久年数や性能または価格を明確にし、お客様に説明し理解が得られるように(ペインテナンス)最低必要であろう金額と塗料を推奨します。 ただし、家の形状や既存の模様 または、下地の劣化度合いなどによる差はありますが、平均値から見た適正価格と適正塗装仕様を提唱します。

色替え工法のメリットとデメリット

   塗料の性能で大きなウエイトをしめるものは樹脂です。その樹脂に顔料や各種添加剤を調合し塗料となります。簡単に説明すると、高級な塗料は樹脂が高品質なのは無論の事多量の樹脂を含んでいます。

一方安価な塗料は樹脂の品質はあまり良く無い事や量も少なく顔料や添加剤を多く含んでいます。高級な塗料は耐久性や密着性は非常に優れていますが樹脂分の多量さから透けやすくなります、 つまり、高級な塗料ほど施工が難しく色むらや透けるといった事があり高度な施工技術が不可欠となります。

一方安価な塗料では、顔料の多さ添加剤のおかげで隠蔽力や仕上がりが良いため高い技術がなくても比較的良い仕上がりが得られます。 ホームセンターや金物店などで売られている塗料がこれに当たります。素人が塗料した場合でもそれなりに仕上がる事ができます。 しかし、この安価な塗料の場合では、仕上がりの良さから1回塗りでも仕上がってしまう事となり、この事が手抜きの原因にもなっているようです。

ですから安価な塗料を使用される場合には1回目と2回目で色を変えて施工する事が(色替え工法)必要といえるでしょう。また、高価な塗料の場合では樹脂分の多さから1回塗りでは見た目に透けて見えます。 このため高級塗料の場合、しっかり2回塗り塗装しなければ仕上がらない事から色替え工法を行うと色むらや1回目の塗料色が透けて出てしまうため、色替え工法には向かないといえるでしょう。

これからの事から業者の勧める塗料の種類で安価な塗料か高級塗料かを知る一つの手段になります。同じシリコン塗料といわれる物では数種類(グレート)があることがこのような違いと言うことなのです。 塗料メーカーや塗料にこだわる事はとても大切な事柄で塗装の耐久性に大きく差を出す事となります。

これらの事を立証するため、日本塗装工業会 千葉県支部では、ある塗料メーカー(国内メーカー)技術開発部門と販売部門の方の協力のもと塗料の種類と組成における耐久性能の違いを検証させて頂き、 塗料メーカーとしての回答を頂きました。

1.塗料の種類(グレート)による樹脂成分の違いがあるのか?
2.塗料メーカーによって樹脂の品質の違いがあるのか?
3.安価な塗料と高価な塗料では隠蔽力が前者が良いのはなぜ?
4.同じシリコン塗料でも「安価・高価」期待耐久年数は一律表示しているのはなぜか?

日本塗装工業会 千葉県支部では、これらをもとにお客様に満足して頂ける仕事を心がけております。

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